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【書評】英語学習で効果が感じられないときにおすすめの本『新版 外国語学習に成功する人、しない人』

自然の中で読書する人物と『外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待』のレビュー紹介バナー Books
この記事はこんな人におすすめ
  • 英語を文章で理解できるのに、話すときは単語しか出てこない
  • 英会話のアウトプットに苦手意識がある
  • 根拠のある英語学習法を知りたい
  • 内向型でも続けやすい学習法を探している
エマ
エマ

もっといい勉強法がないかずっと調べちゃって肝心の勉強が全然進まないよ〜。

私もずっと同じようにモヤモヤしてました。

何をどう勉強すればいいのか迷走しがちで…。

そんなときに読んだのが、白井恭弘さんの著書『外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待』でした。

とらまる
とらまる

この本を読むと科学的に効果がある勉強法が見えてくるよ。
いろんな国の第二言語の習得に関する実例がたくさん紹介されているんだ



この本でわかること
  • なぜ日本人は「英語を勉強しても話せない」と感じやすいのか
  • 語学学習が身につきやすくなる考え方
  • 頭の中での「リハーサル学習」が効果的な理由
  • 内向型でも英語を伸ばせる安心の学習アプローチ


結論

本書の考え方に触れたことで、英語学習への不安が減り、自分に合ったやり方を再確認できました。

結論|話すための英語学習はまずはインプットからで大丈夫

この本を読んで一番安心したのは、「いきなり無理に話さなくてもいい」と思えたことです。

もちろん最終的にはアウトプットも必要です。

でも英語がまだ自分の中に十分たまっていない状態で、無理に話そうとすると苦しくなります。

わたしは英会話で「とにかく話そう」「間違えても気にしない」と言われるたびに、少し身構えてしまうタイプでした。

その一方で英語の音声を聞いたり、アニメのセリフをまねしたり、自分の中で言い換えを考えたりする時間はけっこう好きです。

本書を読んで「そのやり方もちゃんと意味があったんだ」と思えました。

『外国語学習に成功する人、しない人』はどんな本?

読んだきっかけ

仕事で使う英語も日常英語も、いったん日本語に置き換えて理解するようになり「どうにかしなければ」と思っていた頃、語学関連の本を探していて出会ったのが本書でした。


『新版 外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待』は、第二言語習得論という分野から、外国語を学ぶ仕組みをわかりやすく紹介している本です。

第二言語習得論というと少し難しそうですが、ざっくり言うと「母語ではない言葉を、人はどう身につけていくのか」を研究する分野です。

本書では英語を長く勉強してきたわたしたち日本人が、「なぜ 読めるのに話せない と感じやすいのか」を第二言語習得研究という分野から明らかにしてくれる内容です。

自分の英語力が伸び悩むと、つい「努力が足りないのでは」と自分を責めてしまいがちです。

しかし、ヨーロッパ言語を母語とする人に比べて、日本語を母語とする私たちが英語習得に時間がかかるのはむしろ当たり前です。

長期間かけて学んできた学校英語も、日本語での解説を中心にした読み書き重視のカリキュラムであり、英語に浸る時間はごくわずかでした。

つまり英語でスムーズにコミュニケーションできないのは、自分のせいではなかったんです。

英語でスムーズに会話できないからといって、「努力が足りない」「才能がない」と決めつけなくていいんですよね。

ここがわたしにはかなり救いでした。

とらまる
とらまる

他の言語に比べて、英語と日本語はかけ離れているから難しいのは当然。「英語のセンスがない」と自分を責めなくていい。


本書は教育者向けに書かれていますが、一般の学習者にもわかりやすく、日本人の勉強スタイルの特徴や課題を的確に分析しています。

学校英語が“話す英語”に直結しにくい理由や、言語習得のプロセスで「インプットの重要性」「アウトプットの必要性」が具体例を交えて解説されていました。

印象に残ったのは「頭の中で英語を使うリハーサル」をすること

本書で特に印象に残ったのは、同じように英語を聞いていても、それが身につきやすい人と、そうでない人がいるという話です。

ただ聞き流すだけでは、なかなか使える英語にはなりにくい。

一方で、「この表現、自分ならどこで使うかな?」「今の返し方、友達との会話で使えそう」と考えながら聞くとインプットの質が変わります。

本書では頭の中で英文を組み立てることの大切さが紹介されています。

たとえ声に出していなくても、心の中で英語を使う準備をしていれば、それは一種のアウトプット練習になるという考え方です。

これはわたしの中でかなり腑に落ちました。

英語学習というと、どうしても「実際に話さないと意味がない」と思いがちです。

でも内向型の人にとって、いきなり人前で話すのはかなりハードルが高いですよね。

まずは頭の中で練習してもいい。

そう思えるだけで、英語学習のプレッシャーがかなり軽くなりました。

英語版アニメで日本語を介さない英語の感覚が身についた

この本を読みながら、大学時代のことを思い出しました。

長期休暇のあいだ、ほとんど外に出ずに英語版アニメばかり観ていた時期があります。

いわゆる「イマージョン(ある言語に浸ること)」です。

今思えば、かなり極端な生活でした。

でも、そのときは英語に浸るのが楽しくて、気づけば1日のかなりの時間を英語音声で過ごしていました。

すると夢を英語で見るようになったり、遠くで聞こえる日本語が英語っぽく聞こえたりすることがありました。

頭の中の言葉が 日本語よりも先に英語が思い浮かぶ 不思議な感覚です。

もちろん大学を卒業して英語から離れると、その感覚はだんだん薄れていきました。

でも、あのとき英語が伸びた理由は、ただアニメを流していたからではなかったと思います。

アニメを見るときに考えていたこと

当時のわたしは、英語版アニメを見ながら、こんなことをよく考えていました。

アニメのセリフを自分の日常に置き換えて「あの先生との会話に使えそう、あの友達との話題で使えそう。」とか使う場面を想像しながらインプットしていました。

つまり、アニメのセリフをただ聞くだけではなく、自分の日常に置き換えながら見ていました

今思えばこれが頭の中でのリハーサルだったのかもしれません。

アニメを観るときに注意していたこと
  • 自分が日本語でよく言うフレーズや口癖は「英語ではなんて言うんだろう?」
  • キャラクター間の会話で「”Yes”、”No”以外にどんな返しをするんだろう?」
  • 自分が日本語から考えた英文よりも英語らしい自然な表現はないか?


日本のアニメを英語版で見る方法についてはこちら↓

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その結果、留学生との会話や英語ディスカッションの授業で詰まりながらも、英語を話し始めるまでの不自然な間 が少なくなっていきました。

1度だけ受けたTOEICでも直前対策をしつつ、850点を超えるスコアを取ることができました。

「好きなものに英語を結びつけると、英語力が身につくんだ」と実感した出来事で

インプット中心の英語学習は内向型に合うと思った理由

わたしがこの本を読んでよかったと思ったのは、英語学習に対する焦りが減ったことです。

英会話では「間違えてもいいから話そう」と言われることが多いですよね。

それ自体は大切です。

でも内向型でそもそも会話が苦手な人にとっては、「間違えてもいい」と言われても怖いものは怖いです。

わたしも「間違えても周りは気にしない」と頭ではわかっていても、いざ話す場面になると固まってしまうことがあります。(日本語でも!)

そんな人にとってまずは たくさん聞く、読む、まねする、頭の中で使ってみる という学習法はかなり続けやすいと思います。


エマ
エマ

いきなり話さなくてもいいなら、少し気が楽になるね。


とらまる
とらまる

まずは英語を自分の中にためる時間も大事だよ。好きな作品を使えば、続けやすくなるね。


語学習得した人の学習例を知って不安と迷いが減った

英語学習でつらいのは勉強そのものよりも「このやり方で合っているのかな?」と迷い続けることかもしれません。

  • 単語帳をやったほうがいいのか
  • 英会話を始めたほうがいいのか
  • シャドーイングを毎日しないとダメなのか


調べれば調べるほど、正解がわからなくなることがあります。

本書は第二言語習得の研究をもとに英語学習を考えるヒントをくれる本です。

「この方法だけやれば絶対大丈夫」という本ではありません。

でも英語を身につけるうえで何が大切なのか、土台の考え方を知ることができます。

わたしにとってはそれだけで学習法への不安がかなり減りました。

焦らず学べる点が私には大きな安心感になりました。

英語学習を続けるコツについてはこちらの記事でも紹介しています↓

【英語学習に挫折した人必見】続かない理由4選と習慣化の6つのコツ
英語学習が続かないのは根性がないからではなく「環境のせい」かも?挫折する4つの原因と、今日から始められる習慣化のコツを解説!


『外国語学習に成功する人、しない人』を読んでほしい人

この本は英語学習に少し疲れている人に特におすすめです。

読むだけで急に英語が話せるようになる本ではありません。

でも「なぜ話せないのか」「どんなインプットが大事なのか」を考えるきっかけになります。

専門的な話も出てきますが、英語学習に悩んだことがある人なら自分ごととして読める部分が多いはずです。

特に「頑張っているのに伸びている気がしない」と、感じている人には学習の見方を少し変えてくれる一冊だと思います。

まとめ|英語学習に不安がある人におすすめの一冊

『新版 外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待』は、英語学習の方向性を見直したい人におすすめの本です。

この本を読んで、わたしは「英語が話せないのは努力不足だけが原因ではない」と思えるようになりました。

そして、まずはインプットを増やしながら、頭の中で使う準備をしていけばいいのだと安心できました。

いずれアウトプットは必要です。

でも最初から完璧に話そうとしなくて大丈夫です。

好きなアニメ、ドラマ、動画、本などを使って、自分の中に英語を少しずつためていく。

その過程で、「この表現、自分ならどこで使うかな?」と考えてみる。

まずはそれだけでも、英語との距離は少し近づくはずです。

文脈のあるストーリーで英語に触れたい人は、Gymglishのようなストーリー形式の英語学習サービスも相性がいいと思います↓

多読多聴で科学的に英語を学ぶ|15日間無料トライアルを試す【gymglish体験談①】
gymglishを実際に使ってみた1日目のリアルな体験レビュー。AIがレッスンを構成し、英会話までできる英語学習サービスを正直に解説します。15分で多読多聴とアウトプットを同時に行える仕組みとは?


エマ
エマ

まずは好きな作品で英語に触れるところから始めてみようかな。


とらまる
とらまる

それで大丈夫。楽しく続けられる自分の型を作ることが、英語学習ではかなり大事だよ。